肩・頸の痛み
つらい肩・頚のこり 重だるい痛み
人の頭は体重の約10パーセント、腕は片方で体重の約8パーセントの重さがあり、寝ているとき以外はこの重い頭と腕を、常に肩と首の筋肉が支えていることになります。
それに加え、長時間のデスクワークや運転など、首を前に傾け、腕を前に出した状態で作業を続けることで、さらに筋肉が緊張して血行が悪くなり、痛みを生じるようになります。その痛みがさらに筋肉を緊張させるという悪循環になってしまいます。放っておくと頚や肩の筋肉は後頭部までつながっているものもありますので、頭まで痛くなります。早めに筋肉をやわらかくして血行を良くし、痛みを取りのぞいてあげることが大切です。
整骨院では、電気治療(低周波など、心地よい刺激)やホットパック(患部を温める)を行って血行を良くし、さらに手で硬くなった筋肉を丁寧にほぐしていきます。それぞれ、刺激の強さは気持ちよい程度で調節しますので、安心して施術を受けて頂けます。
患者さんの体の状態や、お仕事など生活習慣にもよりますが、週に2~3回通って頂くうちに痛みも感じなくなり、スーっと体が軽くなるのが実感できると思います。もちろん長くかかる方もおられます。また、家でできる体操やストレッチも指導しますので再発予防にも役立ちます。
肩こり
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五十肩
ある日突然、激しい肩の痛みとともに腕が上がらなくなる五十肩。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれるもので、未だ原因がはっきりとしておらず診断がはっきりわかる病態以外の症候群で凍結肩とも言われます。
何らかの原因で肩関節の組織(肩峰下滑液包や腱板など)に硬化や変性が生じ挙上する際の痛みや可動域制限が起こる状態をいいます。
五十肩は大きく分けて3つの段階に分けられ、
①痛みがひどい時期
②痛みがあり、肩の動きが悪くなる時期
③痛みはおさまり、動きが改善してくる時期があり、
適切に運動療法などを施行すれば良くなる疾患です。
石灰沈着性腱板炎
中高年の女性(57%〜77%)に好発し急性に発症し激痛があり下のレントゲンのような石灰沈着が認められます。症状としては、朝起きた時から肩に激痛があり肩を挙げるのも困難な状態の方もおられます。
腱板断裂
断裂が高頻度に発生するのは棘上筋と棘下筋という筋肉です。
腱板が骨と骨に挟まれいるという解剖学的特徴や変性が原因で中年以降の40歳以上の男性に好発します。明らかな原因がなくても断裂することもあります。
保存療法により修復が期待できない場合や断裂が重度な場合や活動レベルが高い場合には手術適応となりますが、損傷の仕方にもよりますが治療の第1選択は保存療法です。通常、腱板は幅6mm前後と言われており断裂するとその幅は減少し自動での挙上が困難になります。
整骨院ではそれぞれの段階に応じて適切な治療をおこなっていきます。痛みがひどく、炎症が強い時期に温めては症状を悪化させてしまうこともありますので、肩や腕が痛くて上がらないと感じたらまずは来院されてください。
また、車で信号待ちしているときに後ろからぶつけられ、頚が痛い・・・。むち打ちです。衝撃で頭が大きく揺さぶられ頸椎のまわりの筋肉や靭帯、腱が傷つくことで痛みがでます。適切な治療をしないと、頚の筋肉は硬くなり、肩こりや頭痛が後遺症となって残ることがあります。